紫イペ情報館

文献

紫イぺ草木茶

 次の記事は、漢方薬の普及専門紙としてアメリカで発行されている国際的新聞THEHERBREPORTから抜粋したものであります。

 この記事の筆者は、医学人類学者で世界的に民間薬用草木の研究とその療法実践に携わっているジョンヘイナーマンシ氏で(人類学は、人類自体のみではなく、人類の言語、特性及び食物の研究も含有される)民間療法の研究者であるとともに、先進国の人々より、より長寿を保っている世界の遠隔地方住民の長命についても研究を進めてきました。

 氏は、ソ連、エチオピア、中華人民共和国及びユタカン半島の密林地帯の各住民並びに米国南西部に住むナヴァホ族やホピー族の祈祷師達が用いている食餌療法と薬草等、そしてオハイオ州とペンシルバニア州に於いては、メノハ教徒たちの民間療法並びに、モンタナ州やカナダ西部のハレリット住民の治療法についても研究を行ない、よい成果を上げました。

 氏が、著名な科学者や医者の協力を得て著わした本は多数にのぼり、その他にも民間薬用草木に関する65以上の論説を発表し、過去5年間に於いては、北アメリカで300回以上の公開公演を行ない、ネブラスカ大学やペンシルバニア大学等数多くの大学と公共機関に対し民間薬用草木に関する情報を提供する一方、教鞭もとっており、薬用草木について非常に造詣が深く、その第一人者であります。

 次に、ヘイナーマン氏が書いた記事の一部をここにご紹介いたします。

 紫イぺ(パウデアルコ、イピロクソ、ラパコタヒボとも称す)は、ノウゼンカズラ科に属し、一般的に南米で生育する樹木で、その特色は赤紫色の花が咲く樹木の内部樹皮、そして木質の部分に医療上の効果があり、バリウム、ストロンチウム、臭素及びヨウ素の微量元素も含有しています。これらの元素は、アルファ一線を通すことによって人体細胞に電荷を起こすものと考えられ、また重要な存在の一つであるラパコールを始め、ザイロイドン、ペタラパコン及びデハイドロラパコンのようなナフトキノンも多く含まれています。

 この地球上に存在する他の植物にも、ラパコールと殆ど同一の物質を含んだ樹木、例えばアフリカのブラックマングローブ樹木(クマツツラ科)がありますが、これは天然痘の外傷の治療に用いられ、そしてその他の国々に於いてはいろいろな形態の皮膚がんの治療に使われてきており、また、紫イぺはインドに於いて梅毒治療剤として用いられております。

 一方、ブラジルに於いて紫イぺは、白血病、ホジキン氏病と、舌、咽頭、食道、前立腺、腸、肺、頭脳、肝臓、すい臓並びに皮膚等の多様で且つ異なる癌に対し、お茶、煎じ薬、チンキ剤及び軟膏の形態で、使用されています。樹皮の中に含まれているラパコールは、このような難病に対し効用があり、過去に於いて可能性のある癌治療薬として簡単な実験が行われてきており、また他の多くの症状、すなわち、ハゲ、アメーバ-赤痢、めまい及びインポ等に至るまで効用ありと信じられないようなことが言われておりますが、残念乍らその多くは科学的に立証されている訳ではありません。

 ラパコールの抗腫瘍固有性については、その効力の限度を決めるため、多くの国々で臨床実験が行われてきました。メリーランド州ベサダ市にある国立癌研究所の自然食品部に於いて、数匹のハツカネズミを使用してラパコールとその二つの誘導体をウォーカー発癌肉腫256に対し、毎日最小限度量78mgの経口投与と100mgの皮下注射を行なったところ、その結果この種の癌に対して効果がある重要な成分であることが判明し、また、心配されていた副作用も全くないことが明らかになりました。そして更に、ブラジルのレシフェに於ける、より進んだ研究では、ラパコールの臨床実験としてヨシダ肉腫を植えつけたハツカネズミに100mgのラパコールを経口投与したところ、腫瘍の成長が抑制されたハツカネズミは実にその全体の84%にも達しました。

 ラパコール(ラパシック酸、キュイック酸、テコミンまたはグリーンハーティンとしても知れれている。)は、樹木の木目の中にある黄色素であり、実験で幾度も科学溶液に侵されるとベルベリンが同溶液に浸された時に発生させるものに非常に類似した針状結晶体を発生させますが、これはマラリアに対しても同様に驚くほど十分な治療力があります。

 紫イぺがあらゆる難病、或いは色々な健康問題を完全に解決する理想的治療剤として、いちがいに決めつける訳にはいきませんが、あらゆる癌、糖尿病並びに身体を衰弱させる病気に対し、殆ど副作用もなしに素晴らしく効果があると言うことで非常に評判は良いようです。したがって薬草研究家で名が知られている科学者としての私は癌患者やその他の病気に対する医学的並びに栄養学的治療法をより完全なプログラムにするのに役立つ補助役薬として大変有益である故、ここに紫イぺを推薦する次第です。