紫イペ情報館

文献

ブラジル植物群の素晴らしい薬草(6)

沈黙による共謀

なぜ、これらの明確な事実が客観的事実として伝えられないのだらうか。
この問題に関して消極的で曖昧な態度をとっている医師達については、どう解釈したら良いのだろう。

サンパウロのほとんどの者が癌患者のデモ行進を見ている。これはクルツーラ放送局の「真実を求めて」の番組で放映が予定されており、ジャーナリストのジョルジ・リジン氏が絵指揮をとっている。同氏は説明をしたが真剣に受け止められなかったのである。回答は大体次の様なものであった。

1、 生きている人間を薬剤の効力の実験に使用することは禁止されている。(この禁止は職業倫理上のもののみでなく、法的性格のもので刑法規定の罰則が科せられる)それ故医師のすべては紫イぺの使用に関する情報供与を拒否し、その結果として紫イぺの薬効について何ら語らない。
2、 薬物学の範疇にない治療薬は、その目的の如何を問わずその使用は、法により犯罪とされている。(もぐり療法)この事は、これらの治療薬が分析されておらず、使用が許可されていないことを意味する。
3、 紫イぺの適用範囲は多くの病気にわたっているが、その全てが重病であり、癌治療に役立つ薬用植物と言えるのではないか。
4、 紫イぺを治療に使用する医師は、その薬効についての質問に「私は知らない」と答える。
5、 患者の家族は紫イぺの薬効について語らない。その上病人がその事実を知っても信じようとしない。(患者は何も知らないし、患者がそれを知ることは必ずしも好ましくない。
6、 医師の多くが紫イぺの薬効を信じないのは、治療が紫イぺの作用によるものとせず、腫瘍の退縮や成長停止の場合などや心理的暗示によるものとしているのである。
7、 世間にセンセーショナルを呼び起こして競争が始まる恐れがある。
8、 紫イぺの有効成分及びその構造が未知であることから、研究者の問で嘲笑の的になるのを恐れており、研究不足で紫イペの飲用量は、医学的ではなく経験に基づいている。
9、 医師及び医学者の間で情報が誤って伝えられると情報提供者は信頼を失い、その回復は非常に困難である。
10、 正規の治療手段を尽くした後、最後の段階で紫イぺを使用する。他に治療の方法がないので結果がどうなろうと民間療法を試みたりする。そんな時、紫イペを使用されるが、そのような場合でも多くの人命を救ってきた。
11、 インディオ達の使用については、他に治療方法がなく、紫イぺを薬剤として使用するので問題はない。

他にも紫イぺ使用の理由が存在することは、当然である。紫イぺの使用についての情報は、それが医師の思考の範囲外であるとはいえ、卑俗なものとして軽蔑することは許されないだろう。


癌と紫イぺと政治

サントアンドーレ市の市長がジョゼ・デ・カストロ薬剤師の発言を許可してからは、紫イぺの話題は誰もが予想もしなかった方向に動き始めた。慎重を期すためにカストロ氏は禁止されていた情報を発表するときは、市の関係者の出席する場で行うことにした。結果は大きな反響を呼び、バレンチン市会議長は、発表を一時中止して、全議員が議長室に集まるよう要請することになった。発表内容を要約すると「サントアンドーレ病院が紫イぺに関する調査研究を行っていることを認める。同病院では常時紫イぺを(医師の処方に従って)使用している。癌治療に効果があることを公表しない。しかし、より深く研究を推進するために権限を待った研究者に文献の全てを提供する。」ヤズベック医師の臨床例を引用するが、この例は頭部に癌が発生した婦人の件です。レントゲン療法を数多く実施後に、紫イぺの軟膏の使用を決定した。わずか22日間に傷がふさがり、現在では軽い傷跡が見られるだけである。

紫イぺは鎮痛効力を有している。痛みがあるときはそれを和らげ、それだけでも大きな価値がある。
医師達は常に我々をフォローし、調査研究を惜しまなかったし、成果が十分期待できることを保証する。」この発表について、ある市会議員は専門家の意見を求めた。専門家は「ベネジト氏はすでに50才を過ぎているが、未だ反響に対して恐怖心を持っている」と答えた。会場の雰囲気は半信半疑の思いと沈黙が支配する窮屈なものだった。

発表の途中出席者の発言が会場の雰囲気に活気を与えた。発言者はティアゴ市会議員で、同氏はロージャ社の研究医師として高い評価を得ており、具体的症例について説明した。「現在治療中の患者が1人いる。癌症状が続いているが(紫イぺの薬効についての発言は控えるが)患者の全身状態は回復に向かっている。患者の健康状態は良好である。主観的だが、患者の苦痛は少なくなっている。

その後市議会が再開したとき、ティアゴ市会議員は紫イぺについて短いが慎重に述べた。「紫イぺはインチキ薬として販売者に巨額の儲けをもたらしたオキシフルのようなものではない。」同市会議員は次の重要な事実を述べて演説を終えた。
「私は紫イぺが優れた薬効を有していることを確信している。私が経験した癌患者の90%で薬効が認められた。糖尿病の場合は何ら議論の余地はない。鎮痛効果に関しては書面で保証してもよい。」続いてジョン・ロベルト・インスエラ市会議員が発言して紫イぺで潰瘍を治した。アントニオ・ブラガ市会議員が「クルゼイロ」誌に紫イぺに関する報道を称賛する動議をした。(緊急動議で審議され満場一致で採択された)そして市民に配布するために、紫イぺ購入の手続きを行うよう申請した。終わりに第一回のルポルタージュで述べたことを記す。

「有効成分の確認を行うのに、我々は注射液状の紫イぺを持っており、これは病気治療で絶対的な効力を有するものである。」とカストロ薬剤師が述べた。
カストロ薬剤師は数千にのぼる症例を分類した広汎な資料を所持しており、パリの医学研究所へ送る予定である。

以上の事実が信じられない人にサントアンドレー両市議会で発表された事例を2件報告する。
その一つは受付主任アパレシード・メシナ氏の場合である。同氏の姑は癌を患っていてサンカエターノ市のルドルフ・クルアゼ医師の診断を受け手術が施された。同医師はあと3ヶ月の命と判断し、紫イぺを治療に使用し、治療に成功した。

二つ目は市議会のある高官の場合であり、この件は市議会の全員が知っている。
「私の妻は1年間にわたってレントゲン療法とコバルト療法の治療を受けた。痛みは和らかず、妻の体重は減少し、血液も減っていった。子宮に癌が発生したのだが、直腸もその危険があった。それで今までの治療を中止し、私の責任で紫イぺ茶を与え始めた。癌の進行が全く停止した。妻の体重は60kgだったのが70kgまで増えてきた。現在は健康そのものであり、元気に働いている。妻は糖尿病も患っていてインスリンを摂取していた。今は糖尿病も治っている。」


レシーフェ市に行く

第一回のルポルタージュで述べたように、アコルシ教授からブラジルの偉大な科学者の一人であるオズワルド・ゴンサルベス・デ・リマ教授が紫イぺに関心を持っていることを知っている。リマ教授がアコルシ教授と紫イぺの樹皮の研究をする約束をした事実も知っている。このことをカルロス・ダ・シルバ・ラカス教授が著書「抗生物質」の文中で明言している。これで、リマ教授が所長を勤めるレシーフェ抗生物質研究所で紫イぺの研究をしている確信が強まった。リマ教授は、優れた調査研究で世界的に著名な科学者であり、脈拍に関する新発見を行っている。この事実はレシーフェまで行く正当理由となろう。

レシーフェへフライトで行った。しかし残念ながらリマ教授との面会は、実現しなかった。しかしながらレシーフェへの旅は無駄足ではなかった。リマ教授の元助手の女流科学者マリア・エレナ・ダリア・マイア教授と面談できた。

マイア教授の発言は次の通りです。「ゴンザルベス教授が紫イペの研究を約19年続けていることは事実です。」