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ブラジル植物群の素晴らしい薬草(1)

前書き

人類にとっていつの時代においても貴重な薬品の源として供されて、また地球上の植物の天然資源再生貯蔵は非常に大切なことです。人間が知的存在として世に出て以来いつも環境の変化に順応してきた。衣服をまとい食物を口にし、天候の厳しさに耐え抜き、そして病気の時はいつも大自然に助けを求めて来た。初めは知性よりも本能に従いつつも、経験によって人間が生き残るために必要で適切な植物の選択が可能になった。このことは、動物が傷ついたり、病気になった時の行動に特に観察される。幾多の民族が長い間に身につけて来た療法があります。

植物の根、外皮、葉、種、果実などから出る医薬効果の基本知識を基に最初の自然療法が現れた。この長年の経験医学的あるいは実用医学的療法はいまだに現代医学、薬理学に頼ることなく、使用されてきた。それは今日の植物療法の芽となり進歩してきた。

植物療法は植物による病気治療法である。地球上の多くの地域に居住している人々が累積してきた薬用植物利用の知識は、国際交流の発展によって少しずつ広がっていった。薬用植物の利用が基本となっている伝統的な民間療法の進展と並行して、西洋医学の他に別の科学療法が出現した。その主な療法は下記の通りです。

食餌長寿法、はり、太極拳、指圧療法、超個人的心理療法、採光療法等これらの療法は全世界の熱心な研究者に普及し、その知識と成果は、国内外の学会で発展議論され承認されてきました。


植物療法の一般知識

植物療法・・・薬用植物による病気治療

数世紀にわたって蓄えられてきた薬用植物の知識は、植物療法にとって貴重な情報源となっている。そして現在病気療法において確固たる地位を築いてきた。

国際保険機構は、1978年5月23日の会議において人体の治療に用いる薬用植物及びガレーノス調剤の薬効の重要さを認め、世界的にその使用に必要な知識の普及を進めました。今日では、植物療法の科学的指導により薬用植物に関する関心が日々増してきている。ブラジルでは根茎採取人やブラジル原住民、キコリなどの森林生活者は、日頃常に植物群に接しており薬草と毒草の識別が容易にでき、彼らの知識は、今や一般人のものとなった。

わが国の人々は、すでに十分多くの薬用植物の機能を熟知しています。

植物療法では植物学的に薬草か毒草を見分け、各器官に位置する有効成分の分析によって科、属、種と分類する。

各々の有効成分を薬効学からみて植物は薬用植物、毒草植物あるいは中毒植物に分類される。厳密に言えば薬用植物と毒草植物の違いはその構成物質と有効成分の効力にあるので外見上の形態で薬用植物と毒草植物とを見分けることはできない。植物療法では、薬用植物の適切な用法や植物のどの部分(器官)を使用すべきか、そしてどのように有効成分を抽出して病気の治療に適用すべきかを教えてくれる。今日、植物療法は、地球上のいろいろな民族が幾世紀にわたって蓄えた薬用植物の用法に関する知識は、主に現地人の知識によるものである。従って植物療法ではこれらの知識を基礎に療法で証明された真に有効な知識が何かを知らねばなりません。なぜなら称賛されてきた素晴らしい効果は、多くの場合確認されていないからである。


有効的成分

植物科学の観点から植物は、その植物体すなわち根類、茎類、葉類、花類、果実類および種子類の形成に不可欠な有機化合物を造り出していることは周知の通りである。これらの物質を第一次成分とされる。第二次成分を造り出す物質を有効的成分あるいは有効的物質といい、その物質は人体に効力をもたらす化合混合物の群集である。人体に役立つ物質を造り出す植物を薬用植物といい、中毒を起こす場合は、毒草植物といいます。これが両種の植物の実際の相違である。


薬理学/薬効学からみた有効成分の機能

薬理学/薬効学からみた有効成分の機能は、人体に及ぼす薬物作用によってわかります。生物学的分析法では、植物の有効的成分をそれぞれの薬物に分離し、いったんそれを精製したうえで動物実験で個々の薬効を研究し、療法における独特の薬物作用を観察します。薬用植物は独特のかつ単独の作用を行いますが、病気の治療では、抽出した有効成分を使用しています。
興味深いのは、それぞれの薬物が特殊の薬効学的作用を行っても有効的成分の作用においては共同効果をもたらすという事です。それ故、一つの薬用植物がいくつかの病気治療に使用されるのです。薬用植物の有効的成分の主な薬効学上の機能は、次の通りである。

抗充血作用、鎮痛作用、抗炎症作用、傷の癒着作用、抗細菌作用、利尿作用、食欲増進作用、
止血作用、抗高血圧作用、赤血球増進作用、鎮痛作用、興奮作用、月経調節作用等


薬用植物の利用法

正しい薬用植物の利用は次のことを注意する必要があります。どの季節や時刻に薬用植物を採取するかを知る必要があります。なぜなら有効的成分の濃淡度は、土壌や天候などの環境条件に左右されるからです。我が国の原野、森、林にみられる薬用植物は、長年にわたって蓄積された人々の経験と知識が収穫を可能にしてきました。民間における薬用植物の利用は非常に簡単です。


ブラジルの植物群

ブラジルの薬用植物群は地球上の薬用植物群と比べても種類と数量で豊富である。

しかし、その中でも種類の豊かな地帯としてブラジルの国境を越えるアマゾンの植物群がある。これが地球の(緑の心臓)と呼ばれる原森林である。このアマゾンの原森林は、真に全人類の財産であり、それ故不合理で無差別な開発から絶対保護されるべきである。なぜならこの原森林は、人類にとって最も重要な自然環境だからです。東西南北、我が国の森林には、数千種類の経済価値のある植物が存在している。その中に我が国の原住民が利用してきた多くの薬用植物がある。植民地だった時代に我が国の開拓者らが原住民の大切にしてきた薬用植物の利用法を学んだのです。現在でも病気の治療に薬用植物を利用している。ブラジルにおける植物治療は、原住民の伝承でより発展した。